sound furniture to SOUND FURNITURE
少し日が経ってしまいましたが
11/11、12に開催しました"sound furniture presents「世界」"
今回はテーマを開催地である「世田谷」と定め、その世田谷ー東京が一望できる展望ラウンジで開催させていただきました。
二日間にわたる公演、ご来場頂きました沢山の皆様、ありがとうございました。
開催中とても沢山の方にご来場いただき、
また今回初の試みである念願のUSTREAM中継も多くの方に試聴いただきました。
一部開催時間について会場等との調整が遅れ、数時間開演をお待ちいただいたお客様もいらっしゃいました。
この場を借りて、お詫びいたします。改めて申し訳ありませんでした。
下は小さなお子様からご家族連れ、上は八十代の方まで幅広い年齢層の方々にご来場いただき、感謝しております。
今回の公演が、訪れた人々、また体験していただいた全ての方々にとって、また関わっていただいた全ての皆さんにとって、良い時間、経験であったことを心から願っております。
一昨年末生まれた、"sound furniture"というコンセプト。
その空間に存在することで空間の質を高めるような、「上質な家具」のように存在する音/音楽。
音楽を音楽としてだけとらえるのではなく、
その音が存在する空間、時間全てを一つの作品として捉え
演奏家を交える場合でも、音楽を演奏する者、観る者という従来の隔ては無く
存在する全ての人が、その空間と時間に起こりうる現象を体験する。
この度のこの二日間の公演は、これまでサウンドファニチャーとして行って来た活動、公演の総決算的な形になりました。
初日の「FULLMOON SET」
”レストランを含む会場全ての空間を使用した形での公演”
今回、どうしても実現したかったことの一つです。
これは昨年4月に行った旧フランス大使館での作品ー
”12 rooms and musicians makes 1 ensemble"をさらに広げ、適用したものです。
”それぞれが出す音や姿が見えなくとも、各演奏家それぞれが出す音に単体でも成立する心地の良いサウンドがある場合、それらを一つのアンサンブルとしてまとめ成立させることが出来る”
”来場者(演奏者含む)は会場を自由に行き来することで、それぞれの空間に広がる、それぞれの演奏者が奏でる生音と音響とのアンサンブル、位置による音響感覚の広がり、サラウンドの差異を楽しむことが出来る”
また今回はレストラン「スカイキャロット」様にも全面的にご協力いただき、あえていつも通りのレストラン営業頂く中で公演をさせていただきました。
空間だけでなく、その場所にいつも存在する事象ー日常ー全てをパックする。
景観、体験、サウンドによる立体的な非日常的変化により、その空間に存在する人々の意識、感覚を変化させることで、普段見落としていた、日常にあふれる様々な事象をまた別の角度で感じられるような体験ー時間。
またレストランという空間において、食事や会話がメインに存在する中でのサウンドファニチャーとしての在り方も、今回どうしてもチャレンジしたかったことでした。
時間の経過とともに、それぞれの空間に存在していたそれぞれの"音"はやがて"音楽"へー
やがて音楽へ、一つのアンサンブルへ、結実しました。
雨模様でしたが、普段はかえってみることの出来ない幻想的な雰囲気に包まれつつ、行うことが出来ました。
photo by Kari Takemoto
二日目「SUNSET SET」
会場最大の特徴である地上120メートルからの景観。
時間とともに移り行く景観と、呼応するかのように変化する柔らかいアンサンブル。
日没時間をまたぐ16時からおよそ四時間にわたる公演は、
その長さに関わらず多くの方に最後まで体験いただきました。
それは音や景観による立体的なアンサンブルにより通常の時間感覚を超越する、
これまでSuperDeluxeで開催して来た、まさに"timeless lounge"な空間と時間を演出できたのではないかと思います。
会場を訪れた方々は、会場からの景観や
また今回撮影、配信でお世話になった星野氏による世田谷各地の映像を楽しみつつ、
会場に流れるサウンドと映像のアンサンブルの一つの形として自由に想像し楽しんで頂けたのではないかと思います。
今回の開催に至るまでに経験した311、
これまで見いだして来た価値や感覚を根底から揺さぶられるような衝撃的な体験は、
皆さんと同じように、私にとっても大きな体験でした。
今回の公演開催に至るまでも私に大きく影響し、問うたのは言うまでもありません。
幾度となく企画を見直し、それは概念にまで及びました。
その中で見いだした、自分なりの一つの答え。
数ヶ月経って、ようやく見いだした結論でもあります。
後に戻ることは出来ない。
我々は常に進化し、常に前進し続ける。
そのなかにあって、変わるものと、変わらないもの。
昨年の受賞から今回の公演まで、とても多くのことを経験させていただき、
関わってくださった全ての皆様、事象に心より感謝しています。
この公演が実現に至るまで、沢山の方々と交流し、また交渉がありました。
とても多くの時間を費やし、またこれまでに無い規模で沢山の方々に関わっていただきました。
ありがとうございました。
次回の公演も、是非ご期待ください。
sound furniture
http://soundfurniture.jp
photo by Kari Takemoto
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sound furniture USTREAM
FACEBOOK
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11/11、12に開催しました"sound furniture presents「世界」"
今回はテーマを開催地である「世田谷」と定め、その世田谷ー東京が一望できる展望ラウンジで開催させていただきました。
二日間にわたる公演、ご来場頂きました沢山の皆様、ありがとうございました。
開催中とても沢山の方にご来場いただき、
また今回初の試みである念願のUSTREAM中継も多くの方に試聴いただきました。
一部開催時間について会場等との調整が遅れ、数時間開演をお待ちいただいたお客様もいらっしゃいました。
この場を借りて、お詫びいたします。改めて申し訳ありませんでした。
下は小さなお子様からご家族連れ、上は八十代の方まで幅広い年齢層の方々にご来場いただき、感謝しております。
今回の公演が、訪れた人々、また体験していただいた全ての方々にとって、また関わっていただいた全ての皆さんにとって、良い時間、経験であったことを心から願っております。
一昨年末生まれた、"sound furniture"というコンセプト。
その空間に存在することで空間の質を高めるような、「上質な家具」のように存在する音/音楽。
音楽を音楽としてだけとらえるのではなく、
その音が存在する空間、時間全てを一つの作品として捉え
演奏家を交える場合でも、音楽を演奏する者、観る者という従来の隔ては無く
存在する全ての人が、その空間と時間に起こりうる現象を体験する。
この度のこの二日間の公演は、これまでサウンドファニチャーとして行って来た活動、公演の総決算的な形になりました。
初日の「FULLMOON SET」
”レストランを含む会場全ての空間を使用した形での公演”
今回、どうしても実現したかったことの一つです。
これは昨年4月に行った旧フランス大使館での作品ー
”12 rooms and musicians makes 1 ensemble"をさらに広げ、適用したものです。
”それぞれが出す音や姿が見えなくとも、各演奏家それぞれが出す音に単体でも成立する心地の良いサウンドがある場合、それらを一つのアンサンブルとしてまとめ成立させることが出来る”
”来場者(演奏者含む)は会場を自由に行き来することで、それぞれの空間に広がる、それぞれの演奏者が奏でる生音と音響とのアンサンブル、位置による音響感覚の広がり、サラウンドの差異を楽しむことが出来る”
また今回はレストラン「スカイキャロット」様にも全面的にご協力いただき、あえていつも通りのレストラン営業頂く中で公演をさせていただきました。
空間だけでなく、その場所にいつも存在する事象ー日常ー全てをパックする。
景観、体験、サウンドによる立体的な非日常的変化により、その空間に存在する人々の意識、感覚を変化させることで、普段見落としていた、日常にあふれる様々な事象をまた別の角度で感じられるような体験ー時間。
またレストランという空間において、食事や会話がメインに存在する中でのサウンドファニチャーとしての在り方も、今回どうしてもチャレンジしたかったことでした。
時間の経過とともに、それぞれの空間に存在していたそれぞれの"音"はやがて"音楽"へー
やがて音楽へ、一つのアンサンブルへ、結実しました。
雨模様でしたが、普段はかえってみることの出来ない幻想的な雰囲気に包まれつつ、行うことが出来ました。
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二日目「SUNSET SET」
会場最大の特徴である地上120メートルからの景観。
時間とともに移り行く景観と、呼応するかのように変化する柔らかいアンサンブル。
日没時間をまたぐ16時からおよそ四時間にわたる公演は、
その長さに関わらず多くの方に最後まで体験いただきました。
それは音や景観による立体的なアンサンブルにより通常の時間感覚を超越する、
これまでSuperDeluxeで開催して来た、まさに"timeless lounge"な空間と時間を演出できたのではないかと思います。
会場を訪れた方々は、会場からの景観や
また今回撮影、配信でお世話になった星野氏による世田谷各地の映像を楽しみつつ、
会場に流れるサウンドと映像のアンサンブルの一つの形として自由に想像し楽しんで頂けたのではないかと思います。
今回の開催に至るまでに経験した311、
これまで見いだして来た価値や感覚を根底から揺さぶられるような衝撃的な体験は、
皆さんと同じように、私にとっても大きな体験でした。
今回の公演開催に至るまでも私に大きく影響し、問うたのは言うまでもありません。
幾度となく企画を見直し、それは概念にまで及びました。
その中で見いだした、自分なりの一つの答え。
数ヶ月経って、ようやく見いだした結論でもあります。
後に戻ることは出来ない。
我々は常に進化し、常に前進し続ける。
そのなかにあって、変わるものと、変わらないもの。
昨年の受賞から今回の公演まで、とても多くのことを経験させていただき、
関わってくださった全ての皆様、事象に心より感謝しています。
この公演が実現に至るまで、沢山の方々と交流し、また交渉がありました。
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by sinfujieda
| 2011-11-29 19:40
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